2人の有力な米上院議員が、裁判所命令の遵守を拒否する行為に罰を科す法案の草案を公開した。
上院議員のRichard Burr氏(共和党、ノースカロライナ州選出、上院情報特別委員会の委員長)とDianne Feinstein氏(民主党、カリフォルニア州選出、同上級委員)が作成したこの法案は、企業に対して、「即応的で明瞭な情報やデータ、またはそうしたデータを入手するための適切な技術的協力を直ちに提供する」ことを義務付けている。
換言すると、IT企業は端末のセキュリティ迂回や暗号化のバックドア作成を求める裁判所命令に従わなければならない。拒否すれば、民事制裁金が課される。これは法廷侮辱罪の罰則に似ている。
ただし、同法案は刑事罰の適用は除外している。
今回の法案は、カリフォルニア州とニューヨーク州の州レベルで発表された同様の試案に似ている。いずれの試案も、法執行機関によるロック解除が不可能な暗号化端末の販売を禁じる内容だ。
しかし、立法をめぐる政治的駆け引きが州議会や連邦議会で白熱していることを考えると、この法案の前途は多難だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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