サムスン、カメラやセンサを内蔵した「スマート」コンタクトレンズの特許を取得

Daniel Van Boom (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年04月08日 11時39分

 「Gear VR」により、サムスンは、仮想現実(VR)分野に足を踏み入れる最初の企業の1つとなった。そして今、同社は拡張現実(AR)の実験をしているようだ。

 サムスンは、「スマート」コンタクトレンズの特許を取得した。同社は、このコンタクトレンズの特許を2014年9月に初めて申請した。Softpediaによると、このレンズには、カメラや動作感知センサ、トランスミッタ、ディスプレイが搭載される予定だという。

 このスマートコンタクトレンズはスマートフォンと連携し、瞬きによってレンズを通じて出された指示が、連携しているスマートフォンに送られて処理される。写真や動画も、レンズを通して閲覧できるようにスマートフォンから送信することが可能だ。

 ユーザーを新しい世界に誘うVRは、「Oculus Rift」や「HTC Vive」のリリースにより、2016年に主流になった。だが、視界に情報やグラフィック、オブジェクトを重ねるARはまだ、VRほど話題になっていない。

 Googleも、スマートコンタクトレンズを試していることがわかっているが、報じられているスイスの製薬会社Novartisとの提携は、どちらかと言えばヘルスケア製品の製造を目指すものだ。

 サムスンは2014年9月にスマートコンタクトレンズの特許を申請したが、先週になってようやく承認を受けた。同社にコメントを求めたが、今のところ回答はない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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