Microsoftは、「iOS」および「Android」版「Outlook」に組み込まれている「Calendar」アプリに新たな機能を統合しようとしている。
新しい「Calendar Apps」機能を利用すれば、他のアプリをOutlookのCalendarに接続することができる。まずは「Wunderlist」「Facebook」「Evernote」の3つが、対象となるアプリとして発表された。この機能によって、ユーザーは、すべてのタスクやイベント、メモを一度に一カ所で閲覧できる。
Microsoftは、米国時間4月7日にこの新機能を発表した。
MicrosoftのiOSおよびAndroid版Outlookアプリはすでに、「Outlook.com」「Office 365」「Gmail」「iCloud」などからカレンダーを閲覧する機能を提供している。また、Microsoftは、2015年に買収したSunriseのカレンダーアプリをiOSおよびAndroid版Outlookアプリに統合しようとしてきた。
「Wunderlist」のようなToDoアプリのファンを大勢知っているが、筆者個人はそうしたアプリが役に立つとは思わない。だが、役に立つと思っている人たちのために、生産性アプリやプラットフォームを提供するMicrosoftは、タスクリストの統合に取り組んでいる。念のために言っておくと、Microsoftは2015年6月、ベルリンを拠点とする生産性アプリの新興企業でWunderlistの開発元である6Wunderkinderを買収した。
「Windows Phone」ではOutlookにこれらの統合がいつ実施されるのか、あるいは、そもそも統合が実施されるのかどうかを疑問に思っているWindows Phoneファンのために、Microsoftに問い合わせた。
Microsoftの広報担当者は、「チームは、Outlookのすべてのエンドポイントに一貫性を持たせようとしている。そのため、iOSおよびAndroid版Outlookで利用できる機能は、より多くが『Windows 10 Mobile』や『Windows』搭載端末のOutlookでも利用できるようになると、ユーザーには期待してもらいたい」と述べている。「2016年内」というカレンダー統合の期限は、ウェブ版やMac版、「Windows 10」版のOutlookにも当てはまる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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