「Universal Copy」は、アプリのメニューやリンクの貼られたテキストなど、長押しなど通常の方法では範囲選択ができない画面上のテキストデータをコピーするためのアプリだ。エラーメッセージなどのコピペにも対応しており、アプリが表示するあらゆるテキストを抜き出して再活用したい場合に重宝する。
利用にあたっては、まず本アプリを開いて「Activated」をオンにし、バックグラウンドで動作する状態にしておく。続いて、コピーしたいテキストのある画面を表示させ、通知領域から本アプリを表示させると、画面上のリンクなどが無効化された状態になり、テキストが選択できるようになるので、タップしてテキストを選んでいく。
終わったら「COPY」ボタンを押すとクリップボードに格納されるので、あとはテキストエディタやメモアプリを開いて貼り付ければよい。通常、ハイパーリンクが張られているテキストやボタンのラベルはタップすると別画面にジャンプしてしまうためコピーできないが、本アプリを使えばそのようなテキストも容易に抽出し、再活用できる。
テキストの選択はブロック単位で行われる。文字列から特定の単語だけを抜き出すとことは本アプリ上ではできないので、一度ブロック全体をコピーした上で、ペーストした先のエディタ上で切り貼りすることになる。またテキストの選択作業中は画面がロックされ、スクロールできなくなるので、2画面以上にまたがってコピーしたい場合は、画面の数だけ作業を繰り返す必要がある。
通知領域から起動する仕組みのため、通知領域上のテキストについてはコピーできないほか、テキスト選択時にタイトルバーに重なる部分のテキストが選択できない不具合はあるが、それ以外のアプリのメニューやエラーメッセージなどは自在にコピーできるため、活用できる範囲は幅広い。コピーしたい文字列がうまく選択できずに困った経験のある人はぜひ試してみてほしいアプリだ。
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