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ソニー「冴えカノ」加藤恵Projectで見た“最先端技術でキャラの魅力を拡張する研究” - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2016年03月28日 12時46分
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パッと見ただけでは伝わりずらいプロジェクション技術の映像表現


レリーフに投影するプロジェクションマッピングで、立体感が感じられる

 ほかにも先端技術を用いた映像表現も展示していた。「加藤恵の表情(感情)の研究」と題したコーナーでは、プロジェクションマッピングによって加藤恵を投影しているのだが、とてもリアリティある表現で印象に残った。これは単に壁に投影しているのではなく、加藤恵をかたどった厚さ3cmほどのレリーフに投影しているもの。ぐっと存在感が増している上、多少角度を付けて見ても映像の繊細さと立体感が失われておらず、2次元のキャラクターを3次元で表現する手法のひとつとして活用できるのではと感じた。

 もうひとつ印象に残ったのが「加藤恵のいる日常風景の研究」では、ブースの外壁に3つの丸窓があり、部屋の内部をのぞき見するような映像が映し出されていた。窓には時折加藤恵が現れ、こっちを見て去ってしまうというもの。

ブースの外壁に、部屋の中と思われる映像が映し出されている。一見すると特別なように感じないが…
ブースの外壁に、部屋の中と思われる映像が映し出されている。一見すると特別なように感じないが…

 ここで使われている技術は“水槽プロジェクション”と呼ばれるもので、モニターではなく特殊なプロジェクションによって後ろから映像を投影させたもので、なおかつ水槽を通すことによって映像の繊細さと深みを出しているというもの。ここのすごさは、暗室ではなく明るい場所でもきれいに映し出されていたことだ。普通のプロジェクターで映し出される映像は明るい場所だと見えずらくなり、周りを暗くする必要がある。この技術を活用することにより、わざわざブースに暗室を設置する必要がなくなったり、日中の屋外でも利用できるといったシーンが想定されるという。

水槽プロジェクションで映し出された加藤恵。その裏には最新の技術が使われていた
水槽プロジェクションで映し出された加藤恵。その裏には最新の技術が使われていた

 ほかにも歩く加藤恵にあわせてプロジェクターそのものを同期して動かすことによって、画面枠を飛び出して歩いて行く表現を行ったコーナーもあり、一見しててもそのすごさが伝わりずらいものでも、最新の技術や今ある技術の応用によって、表現の幅や活用が広がることを提示したものとなっていた。

加藤恵役の声優・安野希世乃さんがブースを見学

 ブース公開初日の26日には、安野さんがブースの見学と体験のために来場。特にめざましマネージャー 加藤恵のプロトタイプのグラフィックには感激していた様子。周囲の音響の都合で、なかなか安野さんの問いかけに反応しない場面も見受けられたが、問いかけに反応したときや、合成音声が混じったいくつかのセリフも違和感を感じさせなかったのか「すごい」を連発。スタッフの説明を受けながらほかの映像展示も見学し、さまざまな切り口で表現されている加藤恵の姿を見て常に驚きと喜びの表情を見せていた。最後にはブース外壁にあった加藤恵のシルエットにサインを残していた。

加藤恵役の声優である安野希世乃さん
加藤恵役の声優である安野希世乃さん
  • スタッフの説明のもと、めざましマネージャー 加藤恵のプロトタイプを体験したり、話をしている姿を見て喜んでいた

  • ブースの壁にサイン。途中、加藤恵を描こうとして、髪の分け目を水槽プロジェクションに映し出された姿で確認する一幕も

  • 加藤恵の絵が入ったサインを残していた

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