Adobeは、年次で展開しているデジタルマーケティングカンファレンス「Adobe Summit 2016」を米国時間3月22日から24日まで開催しており、「エクスペリエンスビジネス」の重要性を説いている。3月22日にはマルチデバイス時代に対応し、たとえ消費者個人が複数デバイスを使い分けていてもその個人を特定してエクスペリエンスを実行できる「Adobe Marketing Cloud Device Co-op」が発表されたが、加えてモバイルマーケティングの強化も示された。
Adobe Experience Manager MobileとApache Cordovaのより緊密な統合によって、顧客はモバイルアプリの拡張機能を構築し、さらに充実したアプリ体験を生み出せる。Adobe Experience Manager Mobileは、消費者向けアプリのように視覚的で操作しやすい企業向けアプリの構築や管理の過程を簡略化する。また、Mobile Core Servicesはユーザーとの交流方法を最適化するためのツールを企業に提供する。さらに、Adobe Marketing Cloudの新しいディープリンキング機能によって、企業は複雑な手順を踏まないでより最適な顧客体験を提供しながら、コンテンツやプロモーション情報を送信し、顧客のスマートフォンにアプリがインストールされていれば、アプリ内の適切なページに直接顧客を導くことが可能になった。
こうした進化を踏まえたデモが以下の通り行われた。
デジタルとリアルの融合では、まさにIoT時代にふさわしい興味深いデモがもう1つあった。それが以下だ。
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