The Wall Street Journal(WSJ)によると、米連邦通信委員会(FCC)は現在、Charter Communicationsによる550億ドルでのTime Warner Cable買収を承認する命令の草案作成に取り組んでいるという。
命令案は早ければ3月第3週のうちにTom Wheeler委員長により委員に回覧される予定だと、WSJは報じている。ただしこれには、オンライン動画をめぐる競争を促すために多くの条件がつくようだ。
Wheeler委員長は、テレビ番組や映画をライバルのオンラインストリーミング会社に提供することを禁じるCharter Communicationsとコンテンツ制作会社との取り決めを撤廃させたいと考えている。
今回の買収計画は2015年半ば、ComcastがFCCの承認を得られずにTime Warner Cable買収に失敗した後で発表された。買収にあたっては「New Charter」という名の親会社を創設し、全米第2位のケーブルプロバイダーになる見込みだ。
Wheeler委員長がストリーミングサービスの発展促進を最優先事項として打ち出していることから、今回の命令案は、米国の家庭向けブロードバンドの速度向上をCharter Communicationsに義務づけるものになるとみられる。
この次はカリフォルニア州規制当局の承認を受ける必要がある。こちらの判断は5月に下されるとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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