Microsoftは米国時間3月4日、最新の「Windows 10」テストビルド「Build 14279」 を「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」テスター向けにリリースした。Build 14279にはいくつかの新機能が含まれている。
Cortanaの言語サポートが拡大され、スペイン語(メキシコ)とポルトガル語(ブラジル)、フランス語(カナダ)が追加された。さらに、書籍の名前や、具体的な期限のないTo-Doアイテム(例えば、「洗車するのを忘れないようにリマインダーで知らせてほしい」)などの新しいリマインダー情報をCortanaに保存することも可能になった。
4日にリリースされたBuild 14279(大規模アップデート「Redstone」のテストビルド)は、統合されたログオン体験も提供する。具体的には、ロック画面の背景とログオン画面の背景が1つの背景に統合された。カスタマイズしたロック画面背景を使っている場合は、そのロック画面がロック画面とログオン画面の両方に使用される。
Build 14279には、すべてのInsiderビルドと同様、フィックスと既知の問題が含まれている。それらのフィックスには、ローミングプロファイルを使用すると「Edge」ブラウザとCortanaがクラッシュしてしまう問題を解決するものも含まれる。Cortanaでは、完了済みのリマインダーが表示されなくなった。4日のブログによると、Microsoftは、「Windows Update」で提供される特定のドライバが一部のPCでブルースクリーンを発生させる問題も修正したという。
既知の問題については、Microsoftは、筆者も複数のユーザー報告を耳にしている問題を調査中だ。具体的には、「Surface Pro 3」や「Surface Pro 4」「Surface Book」がフリーズまたはハングして、キーボードやタッチ操作による入力を受け付けなくなる問題だ。現在のところ、この問題に対処するには、電源ボタンを長押しして、ハードリブートを実行するしかない。
「Kaspersky Anti-Virus」や「Kaspersky Internet Security」「Kaspersky Total Security Suite」をインストールした環境でも問題が発生する可能性があり、MicrosoftとKasperskyは現在、修正に取り組んでいる。
Microsoftは先週、ビルド14279の公開前に、PCユーザーと「Windows 10 Mobile Insider」テスター、「Windows 10 IoT」テスター向けに複数の「Windows 10」アップデートをリリースしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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