CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。第41回は、主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。今回は2月27日に都内で開催されたCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS(LTD)05」発売記念イベントの模様をお届けする。
バンダイナムコエンターテインメントのソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」の展開と平行して、ゲーム中に登場するアイドルたちの楽曲を収録したCDも継続的にリリース。このLTDではミリオンスターズのメンバーが全国各地で公演を行っている様子を描いたミニドラマや、2人1組での新曲となるデュエットソングを収録しているのが特徴となっている。
CDの発売にあわせ、キャスト陣によるトーク&ミニライブの記念イベントも恒例のもの。今回は05のキャスト陣から、四条貴音役の原由実さん、豊川風花役の末柄里恵さん、松田亜利沙役の村川梨衣さん、横山奈緒役の渡部優衣さん、野々原茜役の小笠原早紀さん、ロコ役の中村温姫さんの6人。なおここで記載しているイベントの模様は、同日に2回開催されたうちの2回目(夜の部)のものとなっている。
冒頭ではメインMCを務める渡部さんから、2月27日はミリオンライブ!が3周年を迎えた記念日ということで、登壇者も観客もみんなでお祝い。そしてこの記念イベントではグレイトフル・ブルーと呼ばれる、セカンドライブのステージ衣装で登場しているのだが、そこに出演していなかった原さんや小笠原さん、中村さんはほかのキャスト陣の衣装や髪飾りを借りていることを、原さんが明かした。3人は主に近藤唯さん(篠宮可憐役)、戸田めぐみさん(舞浜歩役)、夏川椎菜さん(望月杏奈役)、小岩井ことりさん(天空橋朋花役)などの衣装を組み合わせて着用したという。
トークコーナーでは、恒例の俳句勝負となる「奥の細道 大阪編」を実施。それぞれ楽曲のペアに分かれ、05のミニドラマでは大阪公演を行ったことから、大阪にちなんだお題となる頭の句をもとに、中の句と下の句をお互いが内容を見ずに短冊に書いて俳句を完成させるという内容。組み合わせは渡部さんと村川さん、原さんと末柄さん、小笠原さんと中村さんとなった。
トーク全般を通して、渡部さんが“暴走列車”と表現する村川さんのフリーダムなトークと行動に周囲が巻き込まれたり、そこに渡部さんが的確にツッコミを入れていくという内容で、終始笑いが絶えないステージが展開されていた。さらにお題には「USJ」や「道頓堀」などがあり、原さんと渡部さんが大阪出身とあってか2人による地元トークも。また末柄さんは大阪に行った思い出を語りつつも、微妙に勘違いをしたエピソードだったことから、一緒に行ったという小笠原さんからツッコまれる一幕も。ほかにも渡部さんは熱心な阪神タイガースのファンなのだが、プロ野球の別チーム好きと思われる中村さんからあおられる場面もあり、大いに盛り上がっていた。
今回もさまざな名句や“迷句”が誕生するなか、渡部さんと村川さんペアが作った「バレンタイン もちょと私は あまあまぞ」(※「もちょ」は、箱崎星梨花役の麻倉ももさんの愛称)の句が話題に。「もちょと私は」を出した渡部さんに対して、原さんが「なんでもちょと(渡部さん)なの?」、村川さんが「私にしてよ!」と詰め寄るが、実は現在行っているサードライブツアーの仙台公演にて、渡部さんと麻倉さんが楽曲「バレンタイン」を一緒にうたったからと弁明していた。
この俳句勝負は、小笠原さんと中村さんペアが「梅咲いて みんなの笑顔も 雅かな」など名句を2連発し、観客の圧倒的な支持を受けて優勝。昼の部では渡部さんと村川さん、原さんと末柄さんのペアが同時優勝だったそうで、そこから巻き返しができたことに喜んでいた。
ライブコーナーでは、渡部さんと村川さんによる「夜に輝く星座のように」からスタート。トークでは2人でにぎやかにしゃべっていたが、歌では一変。どこか歌謡曲の雰囲気を感じさせる楽曲を、華麗なダンスを決めながら熱唱。2人は歌い終わったあと、曲のかっこよさを表現できたと満足するものの、またも漫才のようなトークになっていて笑いを誘っていた。
続いては小笠原さんと中村さんによる「fruity love」で、かわいらしさ全開の曲を楽しそうな表情を浮かべながら歌い上げた。小笠原さんはこの日がミリオンライブ!のイベントに初出演、中村さんも前CDシリーズの記念イベント以来2度目の出演だったこともあってか、歌い終わったあと2人が「楽しかったー!」と言って抱き合い、興奮気味に感想を語り合うほど、喜びをあらわにしていた。
原さんと末柄さんは「秘密のメモリーズ」を披露。歌い終わったあとのトークでは、2人は2週間ほど前のレッスンで初めて会ったと語っていたが、そう思えないほどにお互いが伸びやかに歌声を響かせ、癒やし空間を生み出していた。
終盤のあいさつでも、マイペースかつフリーダムにふるまう村川さんに渡部さんがツッコんでいくという、最後の最後まで笑いとにぎやかさを失わなかった今回のイベント。そんななかでも小笠原さんが感慨深そうに初出演としてステージに立てた喜び、一緒にうたった中村さんや観客に対しての感謝の言葉を述べ、いい雰囲気のままテーマソングの「Dreaming!」を6人で披露。この先続く、サードライブツアー大阪公演などに向けて弾みをつけるかのように歌い上げていた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」