アマゾン、「Fire OS 5」で端末暗号化サポートを廃止

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2016年03月04日 12時31分
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 Appleが「iPhone」のロック解除を求める裁判所命令をめぐり米連邦捜査局(FBI)との法廷闘争に突入する一方で、Amazonが自社OS「Fire OS」で、端末の暗号化サポートを外したことが分かった

 Fire OSは、「Android」のカスタマイズ版で、Amazonが「Fire」シリーズのタブレットおよびスマートフォンに搭載している。ところが、最新の「Fire OS 5」リリースで暗号化サポートが廃止された。したがって、Fire端末の所有者は、暗号化を諦め自分のデータをリスクにさらすか、古いOSを稼働させるかという厳しい選択に迫られている。

 Amazon製タブレットやスマートフォンのユーザーは2月末、暗号化の廃止に気づき始め、この動きに対する失望や怒りを同社のサポートフォーラム、そして、ブログソーシャルメディアであらわにしている。

 Fire OS 5は、「Android 5.0 Lollipop」のコードベースが利用された最初のリリースであり、暗号化機能を外すことは(バッテリ持続時間や性能といった)技術的な問題につながる可能性がある。Googleは2015年、旧端末上での性能問題を理由にデフォルトでの暗号化を有効にするかどうかハードウェアメーカー側で判断できるようにしたと発表している。

 Amazonにコメントを求めたところ、次のような回答を得た。

 「2015年秋にFire OS 5をリリースした際、顧客が使用していないとわれわれが判断した一部法人向け機能を外した。Fireタブレットに搭載されているAmazonのクラウドとの通信機能は、高度なプライバシーおよびセキュリティ規格を満たしており、その中には適切な暗号化の使用も含まれている」(Amazon)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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