スマートフォンやデジタルカメラ、メディアプレーヤなど、micro USBケーブルで充電やデータ転送するガジェットが周囲にあふれている。これは、iPhoneやiPadのユーザーにとっては悩みの種だろう。裏表の区別がなくて使いやすいLightningケーブルがあるにもかかわらず、ほかのデバイスのために、必ずと言ってよいほど挿入方向を間違える不便なmicro USBを持ち歩く必要があるからだ。
そんな面倒は、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の、micro USBとLightningの両用USBケーブル「LMcable」で過去のものとなる。
LMcableは、一般的なmicro USBポートと、Appleの各種iOSデバイスに搭載されているLightningポートの両方に挿せるケーブル。コネクタを挿す向きを上下反対にすればmicro USBとLightningを使い分けられ、変換アダプタを使う必要がない。
充電だけでなく、データ転送にも使えるので、iPhoneとAndroidスマートフォンを持っていてもこれ1本で済む。帯電流量は2.4Aあり、iPadなどの充電や急速充電も可能。もちろん、スマートフォン以外の充電やデータ転送にも利用できる。
挿す向きを気にする必要のないLightningのメリットは失われてしまう。しかし、どうせmicro USBで裏表を意識しなければならないのだから、持ち歩くケーブルを1本にまとめられる優位性は大きい。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月31日まで。記事執筆時点(日本時間3月3日12時)でキャンペーン期間は27日残っているが、すでに目標金額5000オーストラリアドルの約23倍という11万5000オーストラリアドルほどの資金を集めている。
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