米国がISISを標的にサイバー攻撃を開始

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年03月03日 12時22分

 米国がイスラム過激派組織ISISを標的とする初のサイバー攻撃を開始した。米国主導の有志連合による地上戦に先駆け、同過激派組織の通信を遮断することが狙いだ。

 今回の作戦の数日前には、Barack Obama米大統領が同テロリスト集団に対する攻撃を「今後も加速化させる」よう米軍に命令していた。

 報道によれば、米国防長官のAshton Carter氏は、米軍が現在サイバー攻撃を実施中であることを明らかにしたという。目的は、「命令指揮系統を妨害(および)遮断すること、同組織のネットワークの信頼性を喪失させること、そしてネットワークをオーバーロードさせて機能不能にすることだ。これらすべてを実行することで、現地の指揮統制能力、市民に対する支配力を喪失させ、経済を破綻させる」としている。


提供:CBSNews.com

 米国には自らの意思で仕掛けられるエクスプロイトやサイバー兵器があることは誰もが知るところだ。ただし、軍事作戦の一環として敵のネットワークを攻撃の対象にしたことを、政府自らが公の場で発表したのは、今回が初めてだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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