筆者が幼い頃、McDonald'sの子供向けセット「Happy Meal」には、カウボーイの格好をしたチキンナゲットや、スケートボードに乗ったアニメの猫「Garfield」など、小さなプラスチック製の玩具が付いてきた。それに喜んだものだ。
現在の子供たちは、Happy Mealでまったく新しい次元の現実を体験しようとしている。
スウェーデンのMcDonald'sは、仮想現実(VR)ヘッドセットに変身するHappy Mealの箱を使ったキャンペーンを開始する。同社は現地時間2月29日にプロモーション動画を公開し、真っ赤なボックスを展開して、スマートフォンが収まるダンボール製のVRヘッドセットを作成する方法を紹介した。その名も「Happy Goggles」(ハッピーゴーグル)だ。
McDonald'sは次のように述べた。「当社の使命は、世界で最も有名な箱が今後もさらに30年間にわたって魔法を起こし続け、家族にとって意味のあるものであり続けるようにすることだ。Happy Mealはひたすらに、時代とともに進まなければならない」。Happy Mealは米国で1970年代末に登場したが、スウェーデンでは30周年を祝っているところだ。
当然のことながら、McDonald'sはこのゴーグルに対応するゲームも開発した。これはスキーゲームで、障害を避けながら慎重に斜面を滑り降りる内容だ。このゲームはスウェーデンのアルペンスキーチームが推奨しており、スキーの安全性について子供たちを教育する狙いがある。ゲームは3月5日にリリースされる。
Happy Gogglesはスウェーデンでのみ提供されるが、McDonald'sは、近く他の国々にも順次広げていきたいと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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