東芝ライフスタイルは2月29日、液晶テレビ「REGZA」向けに提供しているクラウドサービス「みるコレ」をアップデートしたと発表した。見たいコンテンツをピックアップできる「みるコレサービス」に映像配信サービス「TSUTAYA TV」の配信コンテンツを追加する。同日からアップデートし、使用が可能になる。
みるコレは、2012年以降に販売したREGZA「TimeOn」対象機種で利用できるサービス。タレント名やスポーツチームなどのキーワードから、コンテンツをピックアップできることが特徴で、「おすすめ大人アニメパック」「地デジ ドラマトップ50パック」など、ドラマやアニメなどのコンテンツを細かく分類したキュレーション系パックも用意する。
これらの機能を使ってピックアップするのは、録画済み番組などの「放送中/録画番組」、これから放送される「未来番組」のテレビ番組に加え、YouTube内の動画コンテンツまでをカバー。テレビとネットを横断して検索ができる。
アップデートでは、検索範囲に映像配信サービスTSUTAYA TVの配信コンテンツを追加。例えば、シーズン3をCSで放送し、シーズン1、2をTSUTAYA TVで配信している海外ドラマがあった場合、シーズン1~3までの該当コンテンツがピックアップできるようになる。さらに予告編などがYouTubeにあがっていれば、そこまで含めたピックアップが可能だ。
これにより、放送予定のないコンテンツも見逃すことなく、過去シーズンから最新シーズンまでをカバーできるようになる。TSUTAYA TVで配信していれば、見放題、レンタル、買い切りなど形態は問わずほぼピックアップが可能になるので、サービスを契約していれば、みるコレ画面から直接ジャンプして、視聴ができる。
東芝ライフスタイルビジュアルソリューション事業本部VSクラウド&サービス推進室室長の片岡秀夫氏は「今回データベースが整備されていることからTSUTAYA TVとサービスを開始したが、データベースが整えば、そのほかの映像配信サービスとも連携ができる。すでにいくつか話しをすすめているサービスもある」と今後の展開に期待を持たせた。
みるコレでは、コンテンツ単位だけではなくシーン別のピックアップもできるため、音楽番組から好きなアーティストが歌うシーンだけをピックアップしたり、複数のスポーツニュースからゴルフ関連のニュースのみを続けて視聴することも可能だ。
アップデートでは、みるコレ画面に「録画リスト」を追加することで、番組を選ぶと再生直後からシーン別に分割することにも対応。見たいニュース、トピックや好きなアーティストのシーンのみを見ることもできる。
また、検索機能に「タレント名で探す」を追加し、タレント、アイドル、アーティスト、俳優、スポーツ選手の名前を選ぶだけの検索にも対応。タレント名は「タレント系パック」のなかに6万1000件以上が登録されており、文字入力することなく見つけられる。
東芝ライフスタイルでは「見つけにくかったものを、見つけやすくする」サービスとみるコレを位置付け、コンテンツと視聴者の出会いをサポートしていく。
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