「Ingress」を運営するNianticは2月26日、フジテレビジョン(フジテレビ)などからシリーズAの投資として500万ドルの追加資金を調達したと発表した。
フジテレビは世界市場を視野に入れた番組やゲームなどの製作を本格化している。同社常務取締役の大多亮氏は「急成長を続ける位置情報ゲームのテクノロジーと、我々の得意とする物語を生み出す力を掛け合わせることで、テレビの新たな可能性を切り拓き、より多くの人々に楽しんでもらうエンターテインメントを、ナイアンティックと共に創り出していけることを期待しています」とコメント。一方Niantic側は、具体的な取り組みの内容は決まっていないと説明した。
Nianticはポケモングループ、任天堂と協業して、Ingressと同じく位置情報を活用したスマートフォン向けゲーム「Pokémon GO」を開発している。App StoreとGoogle Playで2016年内に提供する予定だ。同社CEOのジョン・ハンケ氏は「今年はPokémon GOの提供開始を予定しており、今後もこうした活動が継続していくと考えています」とコメントしている。
フジテレビ以外の調達先は、米Alsop Louie Partners、You & Mr Jones、エンジェル投資家のCyan Banister氏、Scott Banister氏、Lucas Nealan氏。Alsop Louie PartnersのパートナーであるGilman Louie氏は、Nianticの取締役に就任した。
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