自動車や自転車の運転中、ランニング中、スキー中など、手の放せない状況でもスマートフォンを操作したい場合がある。スマート指輪によるジェスチャー操作や音声コマンドといったハンズフリー技術は存在するものの、認識精度が物足りないせいなのか、常用している人を見かけない。
しかし、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけたスマート手袋「BearTek Gen II」なら、指先で確実にスマートフォンをワイヤレス操作できそうだ。
BearTek Gen IIは、Bluetoothでスマートフォンと連携し、何かをつまむような動作でスマートフォンの各種機能を操作できるスマートグローブ。アクションカメラ「GoPro」の遠隔操作にも対応している。
操作は、親指の特定部分を、ほかの指にそれぞれ複数設けられた「タッチポイント」に触れさせて実行する。単純な操作法なので、誤認識で困ることなく鞄やポケットに入れたスマートフォン、自転車に取り付けたGoProを操作できるだろう。
具体的には、着信への応答や拒否、「Siri」「OK Google」の起動、音楽の再生やスキップ、音量の調整などが指先の動きだけで操作できる。GoProの録画開始や停止も指示可能。
ソフトウェア開発キット(SDK)が用意されていて、任意のアプリやデバイスをBearTek Gen IIに対応させることもできる。
Indiegogoでの目標金額は4万ドル。記事執筆時点(日本時間2月25日14時)でキャンペーン期間は25日残っているが、すでに目標を上回る約5万9000ドルの資金を集めている。
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