「フリがなツール」は、入力したテキストデータに含まれる漢字にふりがなを付与してくれるサービスだ。小学校の任意の学年で習っていない漢字や、常用漢字でない漢字だけにふりがなを追加する機能も備えている。
使い方は至って簡単で、フォームにテキストデータを入力してボタンを押すだけ。「ひらがなに」ボタンを押せば全文がひらがなに、「ふりがなに」ボタンを押すと漢字にふりがなが付与されてカッコで後ろに追加される。テキストデータの入力はコピペのほかに、テキストファイルをドラッグ&ドロップしても構わない。
本サービスはYahoo!が提供するルビ振りサービスAPIを使用している。今回は青空文庫のテキストのほか、ウェブサイトに掲載されているフォーマルな文章、さらに口語文も含むカジュアルな文章も試してみたが、高い精度で変換ができた。試した限り、1万字程度までは対応できるようなので、ちょっとしたコラムほどの長さがあっても余裕で変換ができる。
また、すべての漢字をひらがなに変換するだけでなく、プルダウンメニューから小学校の学年を指定することで、その学年ではまだ習っていない漢字だけにふりがなを追加することもできるので、対象テキストを小学校の任意の学年向けに変換するといった用途に使える。常用漢字でない漢字を指定することも可能だ。
連続して変換を行った場合、まれに無反応になることがあるが、その場合はテキストエリアをマウスクリックしたのちボタンを押すと正常に反応するようだ。気になる点があるとすれば、対応できない長さのテキストを入力した際、明確なエラーが表示される場合とまったく無反応になる場合とがあることくらいだろうか。わかりやすい文章を作成する際に、活用したいサービスと言えそうだ。
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