「総合漢字チェッカー」は、テキストに含まれる常用漢字や教育漢字などをまとめてチェックできるサービスだ。小学校の指定した学年では読めない漢字をチェックしたり、常用漢字やJISの指定水準に含まれない漢字をすばやく見つけられるほか、文字数や漢字使用率のチェックもまとめて行える豊富な機能が売りだ。
使い方は簡単で、サイトの入力フォームにテキストを貼り付けたのち、下段からチェックしたい項目を選択して「チェック」ボタンをクリックするだけ。チェックの結果、条件に当てはまる漢字が赤字で強調表示されるという仕組みだ。JavaScriptで動作するため、入力した文章が外部に送信されることなく、ブラウザ上ですばやく処理されて結果がすぐに返ってくるのも利点だ。
チェック可能な項目は、小学校の指定した学年(1~6年)で習わない漢字のほか、常用漢字に含まれない漢字、JISの指定水準に含まれない漢字など幅広い。また、漢検こと日本漢字能力検定や、日本語能力試験(JLPT)の各級に対応した漢字をチェックできる機能も備えているのは、この種のサービスとしては珍しい。
このほか、人名用漢字や旧字体を見つけたり、CJK統合漢字拡張に含まれる漢字をチェックできるなど、「総合漢字チェッカー」という名前にふさわしい多機能さを誇る。またこれらをチェックする過程で、文字数や漢字数、漢字使用率もまとめてチェックできるなど、まさに至れり尽くせりといったところだ。
各機能の中には個別のサービスとして存在しているものもあるが、これだけの機能を1つに盛り込んだサービスはなかなかお目にかからない。ブックマークに入れておけば、いざという時に重宝するサービスと言えるだろう。長文テキストを貼り付けた場合、チェック結果が数画面分にわたって表示され、設定を変更するためだけに画面を延々とスクロールしなくてはいけなくなるので、チェック結果のインライン表示が可能になれば、さらに使い勝手が向上しそうだ。
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