Uberは米国時間2月5日、音声コマンドによるパーソナルアシスタントとして機能するAmazonのクラウド接続型ワイヤレススピーカ「Amazon Echo」が、同社の配車サービスに対応したことをブログを通じて発表した。Uberのモバイルアプリで配車を依頼しなくても、Amazon Echoの音声アシスタント「Alexa」に頼むだけで、Uberのドライバーに迎えにきてもらえるのだ。
Uberへの配車依頼を最新機能に追加したEchoは、すでに音楽を再生したり、最新の天気予報や、スーパーボウルの出場選手を教えてくれたりする。Echoは、Appleの「Siri」やMicrosoftの「Cortana」など、実用化されている数少ないデジタルアシスタントの1つだ。
Echoで配車を依頼するには、「Alexa, ask Uber to get me a ride(アレクサ、Uberに配車を頼んで)」、あるいは「Alexa, order me an Uber(アレクサ、Uberを1台オーダーして)」といった特定の音声コマンドを使用する。また、「Alexa, how far away is my Uber?(アレクサ、頼んだUberは今どのあたり?)」と尋ねれば、車があとどのくらいで到着するか知ることもできる。さらにThe Vergeの報道によると、今回の正式サポートによって、「タクシー」や「配車」といった言葉をUberに関連付けるようになるため、Alexaは「Get me a taxi(タクシーを呼んで)」や「Call me a ride(配車を頼んで)」といったより一般的なコマンドも受け付けるようになるという。
このところAmazonはEchoと外部サービスとの連携を積極的に進めており、最近ではSpotifyの有料版にも対応している。
Echoの利点は、特定のサービスを直接サポートしているため、単純で簡潔な音声コマンドで事足りるところだ。SiriやCortanaのような音声アシスタントは、Echoより多目的に使えるものの、特定のアクションを実行するのにより多くのステップを要することが多く、またユーザーが求めていることを常に理解してくれるとは限らない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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