ウェアラブル端末を提供するテレパシージャパンは2月3日、アイテック阪急阪神と提携し、鉄道や建設、ビル管理、警備などの分野における、実践的な現場支援システムの共同販売を開始すると発表した。アイテック阪急阪神は、テレパシージャパンのコーポレートベンチャーキャピタルを通じて出資をする。
テレパシージャパンは、2015年6月にアイウェア型ウェアラブルデバイス「Telepathy Jumper」の販売を開始。工場や倉庫、農業などさまざまな産業現場で、遠隔作業支援のソリューションとして導入/実証を進めてきたという。
共同で販売する現場支援システムでは、Telepathy Jumperを利用し、眼前に投影した映像を通して産業現場において、複数チーム同士の状況や音声情報を共有できる協業システムを提供する。これにより、現場での問題解決スピードや生産性が向上するほか、映像情報をデジタル保存することで、管理記録やトレーニング素材としても活用できるとしている。
将来的には、デバイスに搭載されたセンサとカメラ画像を複合的に活用することで、現場全体を把握・分析・最適化し、従来の働き方そのものを革新できるような次世代業務プラットフォームを構築、提供したいとしている。
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