Mozillaが「Firefox OS」のサポートレベルを引き下げた。これにより開発者は、他のMozillaプロジェクトのコードをコミットする際に、このモバイルOSで起きる問題を無視してもよいという承認を得たことになる。
今後、Firefox OSは「Tier-3」プロジェクトとしてサポートされるようになり、このプロジェクトに関わるコミュニティーには、発生した問題の修正というタスクが残される。
「他のチームは今後、Boot to Gecko(B2G)のテストを中断させても、追い出されたり非難されたりすることはなくなり、このような中断の修正にはFirefox OSチームが責任を持つ」と、Mozillaの開発者Fabrice Desre氏は、Mozilla開発者のメーリングリストに投稿している。
同時にMozillaは、H.264コーデックの動画を新たにサポートした「Firefox」のバージョン44.0をリリースした。このコーデック用のシステムデコーダーが新たに利用可能になり、H.264をサポートしないシステムではWebM/VP9が有効になる。また、圧縮アルゴリズム「Brotli」のサポートが追加されたほか、ウェブプッシュ通知機能が利用できるようになった。
サイトがウェブプッシュ通知を表示させるにはユーザーの許可を得る必要があるが、許可を得られれば、そのサイトがブラウザで表示されていないときにも通知を表示できるようになる。
Mozilla開発者のDan Callahan氏によれば、このブラウザは各ウェブサイトに対してそれぞれ異なる識別子を渡すという。また、ペイロードは暗号化され、鍵のペアはブラウザによって保持される。
ユーザーは、Firefoxの「オプション」から「コンテンツ」に進むと、通知の送信を許可するサイトを選択したり、ウェブプッシュ通知を完全にオフにしたりできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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