Facebookが「Like」(いいね!)機能を発展させ、合計6種類のアイコンで気持ちを表現できる「Reactions」機能を「数週間のうちに」グローバルに展開する予定だ。Bloomberg Business Weekが報じた。
Bloomberg Business Weekは記事の中で、Likeボタン刷新の取り組みを指揮するFacebookの最高製品責任者(CPO)Chris Cox氏について詳しく報じている。なお、日本語環境では1月よりすでに実装が始まっている。
このReactions機能が適切に動作すれば、Facebookは何が人気を集め、何がサービスの使用を促すかなど、さらなる洞察を得られる。Reactionsは、感情を分析するための優れた手段のように思われる。
Facebookは、コンテンツに対するユーザーの気分や考えを判断するためのさらなるデータを擁し、最終的にはユーザーの振る舞いを利用した広告をモデル化できるようにもなるだろう。
BloombergはLikeボタンについて、次のように記している。
表面的であるとしても、これはつながりを構築するための手段である。Red Crossの災害救援活動に関する投稿のLikeボタンをクリックすると、ユーザーは支援につながることをした気持ちになる(Sandberg氏は1月、Likeボタンはイスラム国と闘う鍵になり得るとまで述べた。テロ集団のFacebookページにポジティブなメッセージを投稿して埋め尽くすことにより、ユーザーは憎悪を何とか打ち消すことができる可能性があるというのだ)。Likeボタンを押せば、気まずさを感じることなく何年も会っていない人に連絡を取ることだってできる。Likeボタンに変更が加えられれば、Facebookユーザーはそれほど努力しなくてももう少し思慮深くなれるか、少なくとも思慮深く見えるようになる(編集部注:Sandberg氏とはFacebookの最高執行責任者Sheryl Sandberg氏のこと)。
Reactionsは、Facebookに豊富なデータとさらにきめ細かい情報をもたらす可能性がある。究極的にはそのデータによって、広告効果を高められる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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