たまプラ・コネクトは1月25日、たまプラーザ(横浜市青葉区美しが丘)周辺に住む人を対象とした地域共助サービス「たまコネ」のトライアルを開始すると発表した。期間は2月22日から3月までを予定している。
たまコネは、スキルを持った人とそれを求めている人をマッチングし「できること・やりたいことが地域の人の役に立つ」まちとなることを目指したコミュニティサービスだ。
一般的な家事代行サービスや便利屋とは異なり、住民のさまざまなスキルを発掘し、それを求めている人と結びつけるのが狙いだ。
シャープの持つクラウドの技術を元にたまプラ・コネクトの持つ地域の情報やネットワークを活かして開発した。今後、トライアルの結果をフィードバックし、バージョンアップを図っていく予定という。
ICTやクラウドの技術を使ったデジタルなマッチングだけでなく、運営者がアナログでも対応するのも特徴のひとつだ。依頼は電話で行い、スマートフォンやPCを使えない人でもサービスを利用できるようにするほか、コミュニティカフェを使ったリアルな場所と連携して活動をサポートするとしている。
たまプラーザは約40年前に東京急行によって宅地開発された分譲地だ。近年では、若者にも人気のまちとして世代交代が進む中、世代間だけでなく同世代間のコミュニケーションも希薄になりがちだ。
住人の中には貴重なスキルを持っていながらもそれを活用できずにいる人が少なからずいることを背景に、マッチングサービスによって住んでいる人が活躍し、地域の役にも立つ。さらにコミュニケーションも生まれる──といったまちづくりを目指してサービスを開始することにしたという。
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