脳とマシンを接続する身体埋め込みBMI開発プロジェクト「NESD」

 米国防高等研究計画局(DARPA)は、人間の脳の神経回路とデジタルデバイスを接続する技術の実現を目指し、研究プロジェクト「Neural Engineering System Design(NESD)」を立ち上げた。

 同プロジェクトで想定しているのは、身体に埋め込めるほど小さく、100万個の神経に接続可能なインターフェース(Brain Machine Interface:BMI)デバイス。今後4年間で最大6000万ドルの研究資金を投入する計画。


身体埋め込みBMI開発プロジェクトNESD(出典:DARPA、Shutterstock)

 同プロジェクトの目標は、脳内の神経を流れる電気信号とITデバイスで使われるデジタル信号とを「翻訳」し、生物と電子機器を繋ぐこと。

 すでにさまざまなインターフェースは存在するが、現在のBMIシステムは「2台のスーパーコンピュータを、古臭い300ボーのモデムでやり取りさせようとするようなもの」(NESDプログラムマネージャーのPhillip Alvelda氏)だそうだ。

 最終的に、大きさが5セント硬貨2枚を重ねたほど(体積1立方cm)のBMI機器を身体に埋め込み、脳とデジタル機器のあいだでこれまでにない情報量のデータをやり取りさせ、視覚や聴覚に障害を持つ人の脳へ画像や音声の情報を送る、といった応用を目指す。

 なおNESDは、米国のオバマ大統領が推進している脳に関する研究活動の一環である。

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