Microsoftは米国時間1月21日、最新の「Windows 10」テストビルドとなる「Build 11102」をWindows InsiderのFast Ring向けに公開した。1月13日に「Build 11099」を公開してからわずか8日でのリリースとなる。
Build 11099と同様、視覚的なエンドユーザー向けの機能という点では新しいものは少ない。だが、Windows Insiderプログラムを統括するGabe Aul氏は、特にPCゲーマーやアクセシビリティーソフトウェアを利用するユーザー向けであるとしている。
このビルドには、新しい履歴メニューを搭載した「Microsoft Edge」が加わっている。だが、確認されている問題も多数ある。
一部のPCゲームは、ウィンドウモードからフルスクリーンモードに切り替えた時にクラッシュするとAul氏は述べている。「Narrator」「Magnifier」などのアプリケーション、サードパーティーの補助技術もクラッシュしたり問題が生じる可能性があるという。無線LANカードの互換性に問題がある可能性もあるほか、Insider Hubのキャッシュがリフレッシュしない問題もあるとAul氏は記している。
InsiderのFast Ring向けのビルドロールアウトをより迅速にする計画を2015年に明らかにしていたが、Aul氏は先週、あらためてこの計画について述べた。また、Insider参加者に対し、2016年にリリースする最初の数回のビルドでは多数の新機能が登場することを期待しない方がよいとも述べた。Windowsの共通コアである「OneCore」のアップデートに集中するためであると説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」