ソニーは1月20日、重量約930gでバッテリを内蔵したポータブルプロジェクタ「LSPX-P1」を発表した。超短焦点タイプで最大80インチの投影ができる。発売は2月13日。想定税別価格は9万3000円前後になる。
LSPX-P1は、空間を活用した新コンセプトモデル「Life Space UX」シリーズとして発売されるもの。2015年10月に開催されたベント「Life Story ― 日常を豊かに変えるLife Space UXのある生活」でも参考展示されていた。
高さ131mm×幅81mm×奥行き131mmのコンパクトボディが特徴で、プロジェクタ部とワイヤレスHDMIユニット部から構成される。ワイヤレスHDMIユニットにPCやBDレコーダー、スマートフォンを接続することで投影が可能だ。
HDMIユニットとプロジェクタはWi-Fiによるワイヤレス接続ができ、音量調整や入力切り替えなどの操作はスマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで実現。リモコンは付属しない。
プロジェクタ部にはセンサを内蔵し、上向き、下向きなど投影位置の切り替えに対応。スマートフォンとプロジェクタ間はBluetoothによるワイヤレス接続で、BLE(Bluetooth Low Energy)の自動再生機能を使用すれば、スマートフォンを検知すると自動的にコンテンツ再生し、スマートフォンが離れるとスタンバイモードになる。
新開発の0.37型SXRDパネルは、通常フルカラー表現には3枚が必要になるが、1枚に集約することで小型化を実現。2015年に発売された4K超短焦点プロジェクタ「LSPX-W1」の超短焦点レンズをベースに小型化した超短焦点レンズとあわせ、ポータブルサイズながら高画質を追求した。
明るさは100ルーメンでコントラスト比は4000対1。本体にはスピーカも内蔵し、独自のオーディオ再生レベル強調技術「xLOUD」により、これ1台で映画や音楽ソフトを視聴できるとしている。
デザインはフラットな正方形で、ボディカラーはホワイトのみ。専用のフロアスタンド「LSPX-PS1」(想定税別価格:1万9000円前後)を使用すれば、壁際にスマートに設置ができる。
ワイヤレスHDMIユニットは高さ35mm×幅135mm×奥行き135mmで、重量約200g。HDMI入力を1系統備え、そのままテレビへの出力もできるようパススルーのHDMI出力を搭載する。Miracast対応のスマートフォンと組み合わせれば、スマートフォン内のコンテンツをワイヤレスに出力することができ、写真なども見ることが可能だ。
プロジェクタはリチウムイオン充電池で駆動し、約4時間の充電で約2時間の駆動ができる。
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