HTCは米国時間1月11日、VR(仮想現実)ヘッドセット「Vive」の予約受付を2月29日に開始すると述べた。4月に発売される予定。The Telegraphが報じている。
価格は未定であるが、HTCの広報担当者によると、2月下旬頃に明らかにされる予定だという。
機器メーカーがようやくVR製品を消費者市場に投入しており、仮想現実は2016年最大の技術トレンドの1つとされている。Facebookやサムスン、ソニー、Googleといった大手企業がこの分野に関心を寄せている。
HTCは、ゲーム企業Valveと提携してViveを開発した。Viveは、狭いスペースで立ち上がって歩き回ることのできるシステムを提供している点で他と一線を画す。他のシステムは、立ったまま、あるいは座ったままでの使用を想定している。
HTCは先週開催されたCESで、Viveの開発者向け最新版「Vive Pre」を披露した。
Vive Preは前面カメラを搭載し、ユーザーが目の前にある現実の世界を確認して、壁や椅子などの障害物との衝突を避けられるようになっている。
HTCはVive Preの価格を明らかにしていないが、599ドルのOculus Riftよりも高額になりそうだ。HTCのVRプロジェクトを統括するDan O'Brien氏は、市場で最高のシステムを構築することがHTCの目的であると述べ、同製品が競合製品より高価になることを示唆した。
OculusやViveのシステムのようなハイエンドVR製品には、高性能なゲームPCが必要となる。PCのみでおよそ1000ドルを要する場合もあるが、いずれの企業も、より手頃な価格のコンピュータが市場に提供されるようになり、こうしたシステムを実行できるようになると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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