スクエニHD、クラウドゲーム事業を目指したシンラ・テクノロジーを解散

 スクウェア・エニックス・ホールディングスは1月6日、子会社であるShinra Technologies, Inc.(シンラ・テクノロジー)ならびに、その子会社のシンラ・テクノロジー・ジャパンを解散すると発表した。

  • Shinra Technologies, Inc.

 シンラ・テクノロジーは、スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長などを歴任した和田洋一氏が2014年に新たに立ち上げた会社。独自技術を核として、クラウドゲーム事業の運営を行い、全く新しいゲーム体験の創出を目指していた。

 解散の理由として「クラウド・プラットフォーム事業者として、追加の事業資金の第三者からの調達を目指していたが、その目処が立たなかった」としている。

 なお、スクウェア・エニックス・ホールディングスは連結決算において、2社の解散にともなう費用を特別損失として、約20億円程度計上する見込みであることもあわせて発表。このうち約11億円については、2016年3月期第2四半期連結決算において、関係会社株式評価損としてすでに計上しているという。

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