いま、ウェブブラウザ上でビデオ通話などを実現する技術「WebRTC」を取り巻く環境が、今静かに熱くなっているのをご存知だろうか。
例えばAppleは、10月20日にWebRTCエンジニアの求人を開始し、その事実をブログ「THE NEW DIAL TONE」が記事として取り上げている。
またGoogleも10月22日に、Appleの動きを追うかのようなタイミングで、WebRTC開発者向けにメーリングリスト内でWebRTCエンジニアの求人をアナウンスした。
Microsoftも大きな動きを見せている。Microsoftは、(従来提供してきたInternet Explorerに代わる)ウェブブラウザ「Microsoft Edge」の最新版で、WebRTCと非常に関連の深いORTC(Object RTC)を搭載した。また、同社が提供するSkypeについても、同技術を採用したSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)をリリース予定だ。
さらに言えばFacebookも、同社のメッセンジャーで(ビデオ)通話機能を提供しているが、それはWebRTCを利用したものである。後でまた触れるが、現在のFacebookメッセンジャーは、モバイルアプリとウェブブラウザをまたいでビデオ通話できる。
このように多くのビッグプレイヤーたちが、WebRTCという技術を中心とした動きを静かに活発化させているようだ。はたして、渦中のWebRTCという技術はどのようなものなのだろうか。
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