蒼の歌姫の共演に熱狂--「アイマス ミリオンライブ!」LTD 03発売記念イベント

 CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。第38回は、主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当する。今回は12月20日に都内で開催されたCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS(LTD)03」発売記念イベントの模様をお届けする。

  • CD購入者を対象とした発売記念イベントとしてトーク&ライブが行われた(※写真は全て昼の部のときのもの)

 バンダイナムコエンターテインメントのソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」の展開と平行して、ゲーム中に登場するアイドルたちの楽曲を収録したCDも継続的にリリース。LTDは第3シリーズとして展開しており、ミリオンスターズのメンバーが全国各地で公演を行っている様子を描いたミニドラマや、2人1組での新曲となるデュエットソングを収録しているのが特徴となっている。

 CDの発売にあわせた記念イベントも恒例で、購入者を対象に抽選で選ばれたファンが集まり、キャスト陣によるトーク&ミニライブが行われている。今回のイベントでは03のキャスト陣から、如月千早役の今井麻美さん、最上静香役の田所あずささん、箱崎星梨花役の麻倉ももさん、宮尾美也役の桐谷蝶々さん、周防桃子役の渡部恵子さん、真壁瑞希役の阿部里果さんの6名。なおここで記載するイベントの模様は、同日に2回開催されたうちの2回目(夜の部)のものとなっている。

  • 今井麻美さん(左)と、田所あずささん

  • 阿部里果さん(左)と、渡部恵子さん

  • 麻倉ももさん(左)と、桐谷蝶々さん

 これまでのイベントと同様に、6人ともグレイトフル・ブルーと呼ばれるセカンドライブのステージ衣装で登場。そこに出演していなかったキャストの中でも、渡部さんはこの日2回目のステージということもあってか「『ENJOY H@RMONY!!』2日目の気分です!」と興奮した様子で語っていた。

 トークパートでは、まずそれぞれが歌う楽曲にちなんだリリックキーワードトークを実施。はじめは「饒舌すぎる感傷」というキーワードが選ばれたものの、トークを展開することが難しく、さらに「情熱」と勘違いしてしまう一幕も。実は1回目の昼の部で、この場限りの非公式ユニット名「ちゅるぱや」となった渡部さんと阿部さんペアが、もう一度名前を考え直す流れに。渡部さんがお互いの名字にちなんで「べーべー」や「あべなべ」を提案するものの、阿部さんが「ちゅるぱやのほうがかわいい」とアピールして結局そのままでいくことに。

 もうひとつのキーワード「王子様」では、理想の王子様として麻倉さんが漫画「ときめきトゥナイト」の真壁俊、桐谷さんはアイドルマスターの菊地真を挙げ、興奮気味に語っていた。ちなみにこのあと、田所さんが舞台裏で円陣のかけ声をまかされた話題から、舞台上でも再現するというレアなシーンも展開された。

 コーナーは「奥の細道 名古屋編」と移った。03のミニドラマでは名古屋公演を行ったことから、名古屋にちなんだ俳句勝負を実施。それぞれ楽曲のペアに分かれ、頭の句をくじ引きで決め、中の句と下の句をお互いが内容を見ずに短冊に書いて俳句を完成させるという内容だ。組み合わせは麻倉さんと桐谷さん、今井さんと田所さん、渡部さんと阿部さんとなっている。

 1巡目は麻倉さん桐谷さんペアが「クリスマス 闇夜にきらめく 雪降るよ」、今井さん田所さんペアが「枯れ葉舞う 心にぽっかり 天城越え」、渡部さん阿部さんペアが「みそカツや たっぷりしみた コタツでね」。2巡目は麻倉さん桐谷さんペアが「セントレア 飛び立っていく ほほ笑みを」、今井さん田所さんペアが「名古屋城 何年たっても ど根性」、渡部さん阿部さんペアが「織田信長 冬空高く 守り抜く」と、名作も“迷作”も生み出されたが、最終的には全員引き分けとなった。

 むしろこのコーナーでは、シンキングタイムのトークで華が咲いていたようにも思えた。この場限りの非公式ユニット名について、今井さんの“ミンゴス”と、田所さんの“ころあず”という愛称にちなみ、昼の部では「ころゴス」という重い名前に決まったそうだが、今井さんが萩原雪歩役の“あずみん”こと浅倉杏美さんの話題を出したことから、ユニット名を「あずミン」がいいとアピール。

 ほかにもそれぞれが女王様キャラのセリフを披露する流れになり、田所さんがセクシーさを漂わせる女王様を演じた一方で、阿部さんはどこか不良青年っぽい雰囲気になってしまい笑いを誘っていた。さらに、周囲からうまそうという期待をかけられた渡部さんは、演じている11歳の桃子の声で「このぶたやろー!」と一言。小さな女王様をかわいらしく披露して、ある意味のご褒美を振りまいていた。ほかにも女学院ごっこをやりだしたり、阿部さんが学校の先輩にあたるという、諏訪彩花さんが演じる徳川まつりのモノマネを披露するなど、フリーダムなトークが展開され笑いと歓声に包まれていた。

 ライブコーナーでは、まず渡部さんと阿部さんによる「Cut. Cut. Cut.」から披露。“Chu-chu-ru-Chu Pa-ya-pa”というフレーズがところどころに出てくる“ちゅるぱや”なガールズポップを明るく歌い上げた。そして麻倉さんと桐谷さんによる「Smiling Crescent」では、歌い終わった2人が「眠くなってしまう」と言うほどに、女の子の“ゆるふわ”な雰囲気がただよう楽曲を、甘い歌声を響かせながら歌い上げた。

  • 渡部さんと阿部さんによる「Cut. Cut. Cut.」

  • 麻倉さんと桐谷さんによる「Smiling Crescent」

 圧巻だったのは今井さんと田所さんさんによる「アライブファクター」。2人が演じる千早と静香は、ともに青のイメージカラーかつストイックな性格の持ち主で、“蒼の歌姫”のような立ち位置にいるアイドル。かっこよさと疾走感があふれる楽曲を、キャラクターを背負ってお互いがぶつかり合うと表現してもいいぐらいの気迫を感じさせる歌声で観客を魅了。歌い終わった後は大きな拍手に包まれ、2人ともやりきった感があったのか抱き合う一幕も。

  • 今井さんと田所さんさんによる「アライブファクター」

 締めくくりのあいさつでは、今井さんがアイマス初期から千早を演じ、ライブステージにも立ち続けた765プロの“お姉さん組”のひとりとして、ミリオンスターズにエールを贈った。2016年に入ると、ミリオンライブ!から新たに登場したアイドルのキャスト陣が全員が出演する全国ライブツアーが行われるのだが、今井さんは「みんなで作ってこそのライブ」と、お互いに助け合うチームワークの重要性を説いた。

 また、「来年はミリオンスターズのみんなが、バトンをつないで成功させる番。ステージに立たなくても、気持ちは一緒」と語ると大きな拍手がわき上がり、田所さんもさらに上を目指すことを約束した。最後に6人でLTDシリーズのテーマソングである「Dreaming!」を披露するなか、間奏で全員が言った「765プロの未来はここにある!」は、2016年の飛躍への誓いのようにも受け取れた。


最後は6人で「Dreaming!」を熱唱。さまざまな個性がひとつにまとまって歌う姿に、大きな歓声が送られていた

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