BS民放開局15周年で共同特別番組--報道、紀行番組重視しオトナメディアへ

加納恵 (編集部)2015年12月11日 10時47分
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 BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSJapan、BSフジのBS民放5局は、年末年始共同特別番組「BS民放5局開局15周年共同特別番組『バック・トゥ・ザ・21世紀~気づけば未来があふれてた~』」を5局で放送すると発表した。

 番組は、21世紀の激動の15年を史上最速で検証することをテーマにBS民放5局がそれぞれ製作。各局「仕事」「女性」「怪物」「東京」「時間」などの視点で番組を作り上げたという。

 いずれも2000年から15年眠り続けた5人が登場し、その変化に驚きながら、時代を紐解いていくというもの。番組のメインプレゼンターは俳優の吉田鋼太郎さんが「吉田未来研究所 所長」という架空の人物に扮して務め、その助手を女優の森レイ子さんが演じる。

 12月28日から2016年1月3日(12月31日、1月1日は除く)までの5日間、21~23時に放送される。

 今回の番組は、BS民放5局の開局15周年を記念した、BS15周年キャンペーン「BS見本市15祭」の一環として放送されるもの。このほか、アーカイブ番組の放送や、リオ・デジャネイロ往復航空券などが当たるプレゼント企画も実施する。


吉田未来研究所所長役としてメインプレゼンターを務める吉田鋼太郎さんとその助手役を演じる森レイ子さん

世帯普及率は7割強、専門性の高い“オトナ”メディアへ


電通総研メディアイノベーションラボ総括責任者の奥律哉氏

 発表会では、電通総研のメディアイノベーションラボ統括責任者である奥律哉氏が、BSデジタル放送における15年のメディア視聴の状況と今後について話した。

 民放BSデジタル放送は、2000年に放送を開始。当時約1000万世帯だったBS受信機の普及も、2008年には約2000万件、2011年には約4000万世帯を突破。現在日本の世帯数は5600万と言われており、7割強の世帯で受信環境が整っている。

 スポーツやニュース番組など、専門性の高い番組を数多く手掛けることで、地上波とは異なる方向性の番組作りを推進。平日は「プライムニュース」(BSフジ)、「日経プラス10」(BSジャパン)、「深層NEWS」(BS日テレ)など、報道番組に力を入れることで、新たな視聴者層を獲得しているという。

 また開始当初は17.4%だった高齢者(65歳以上)の人口が、2015年には26.8%まで増加していることを受け、「紀行・情報番組」「報道・経済番組」などを拡大。「“オトナ”メディア」としての地位も確立しつつあるとのことだ。

 今後は、今まで以上に知的好奇心を充足する番組制作が求められていくとのこと。奥氏は「『あれもこれも』から『あれかこれか』、深みのある番組制作が必要になってくるだろう」と予測している。

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