WOWOWは、放送、リアルイベント、ウェブコンテンツなどから構成するWOWOW大総力祭「TOUCH!WOWOW2015」を開催する。11月28日に3チャンネル合計で33時間の無料放送を実施するほか、360度カメラを使った生配信やコラボイベントなどを展開する。
TOUCH!WOWOWは今回で4回目を迎えるイベント。WOWOW代表取締役社長である田中晃氏は「今回のテーマは『ザッツ・ワンダーテインメント!!』。強力なコンテンツはもちろん、新しい技術と映像表現を用いて付加価値の高いコンテンツを幅広いエンターテインメントとして体験してもらう」と企画趣旨を説明した。
11月28日の無料放送では、俳優の石丸幹二さんとキャスターの内田恭子さんをメインMCに迎え、WOWOWオリジナルのエンターテインメントショーをオンエアするとしている。
放送時間は11〜22時まで、3チャンネル合計で33時間オンエアされ、錦織圭選手対とマリン・チリッチ選手が対戦する「日清食品ドリームテニスARIAKE」のほか、WBC世界L・フライ級タイトルマッチ、ペドロ・ゲバラ選手対木村悠選手の「生中継!エキサイトマッチスペシャル」を生中継。加えてWOWOWライブ(192ch)では、「氣志團万博2015〜房総!抗争!天下無双!妄想!狂騒!大暴走!〜プロローグ」、日本最大の落語フェス「博多・天神落語まつり」などを放送。WOWOWシネマ(193ch)は「007/ロシアより愛をこめて」「007/ゴールドフィンガー」の2作品を含む「特集:ジェームズ・ボンドに愛をこめて」を一挙放送する。
新技術を用いた映像体験として提供するのが360度パノラマ映像の生配信だ。これは、日清食品ドリームテニスARIAKEの会場から実施され、コートサイドに360度カメラを3台設置し、テニスコートやプレーヤーと含む会場全体を360度パノラマ映像として撮影。撮影された360度パノラマ映像は、有明コロシアム内のWOWOW特設ブースと東京・六本木のnicofarre(ニコファーレ)でヘッドマウントディスプレイを装着して見られるほか、携帯端末、ニコニコ生放送でも視聴できる。
加えて、テニスコートを特大スクリーンに見立てたプロジェクションマッピングも披露する。テニスコートから選手やボールが立体的に取り出すほか、映画「007」とのコラボレーションも実現。この模様は日清食品ドリームテニスARIAKE内で放送する。
このほか、ウェブサイトではオリジナルゲーム「DON'T TOUCH!」を展開しており、ミッションをクリアすれば、オリジナルグッズやイベントなどへの招待チケットが抽選で当たるプレゼント企画も実施。ファッションビル「ルミネエスト新宿」で360度映像体験ブース(10月25日から11月16日までの間の土日祝日)が設置されたり、南信州ビールとTOUCH!WOWOW2015のコラボビールがプレゼントされたりする、コラボレーション企画もあわせて実施される。
田中氏は「放送業界の多様化が進むなか、インターネットやPCでコンテンツを楽しめる映像配信サービスが本格的に始まっている。このような変化と多様化の流れの中で、WOWOWは、創業以来ナンバーワンプレミアムペイチャンネルとして運営してきた。今後も最強のプロデューサー集団を目指す」と意気込みを話した。
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