Cygames、e-sportsを標ぼうするデジタルTCG「Shadowverse」の先行体験会を開催

佐藤和也 (編集部)2015年12月02日 19時37分
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 先行体験会ではディレクターを務める齊藤優太氏(右)と、プロゲーマーとしても活躍しているStanSmith氏(中央)が中心となってゲーム内容を説明。ゲストとして佐藤かよさん(左)が登場。

 先行体験会ではディレクターを務める齊藤優太氏(右)と、プロゲーマーとしても活躍しているStanSmith氏(中央)が中心となってゲーム内容を説明。ゲストとして佐藤かよさん(左)が登場。

 Cygamesは11月29日、スマートフォン向けデジタルカードゲームとして開発を進めている「Shadowverse」(シャドウバース)について、秋葉原にあるe-sports SQUAREにて先行体験会を開催した。

 会場となったe-sports SQUAREは、日本初のe-sports専用施設。このことからも、本作をe-sportsとして扱っていく意気込みが伺える
会場となったe-sports SQUAREは、日本初のe-sports専用施設。このことからも、本作をe-sportsとして扱っていく意気込みが伺える

 本作は2016年初頭のサービス開始を予定している対戦型の本格的なデジタルカードゲーム。カードを組み合わせてデッキを構築し、対戦相手のキャラクターの体力をゼロにすることで勝利するという内容。トレーディングカードゲームのような高い戦略性と競技性を持たせ、e-sportsとしての賞金制大会や海外向けの配信も計画されている。

 先行体験会はこれまで触れられていなかった、ゲームルールの詳細やシステムに触れられる機会となっていた。会場には抽選で選ばれたユーザーとともに、本作を説明したディレクターの齊藤優太氏のほか、e-sportsシーンで活躍するプロゲーマーのStanSmith氏、タレントの佐藤かよさん、エリカ役の石上静香さん、アリサ役の優木かなさん、イザベル役の佐倉薫さんという声優陣もゲストとして来場した。

 基本的なゲームの流れは先攻と後攻に分かれ、ターン制でお互いがカードを出し合い、ユニットなりプレイヤーを攻撃していくというもの。このゲームではカードをプレイ(手札から場に出す)するために使用する「PP」(プレイポイント)が設定されおり、そのPPは1からスタート。ターンが回ってくるごとに1プラスされていき、上限は10となっている。その範囲内でコストを使いカードをプレイして進行する。

 本作ではメインキャラクターが7人存在し、事前にひとりを選択。キャラクターごとに能力が異なり、必然的にデッキのコンセプトも変化する。体験会は7人中5人から選択可能。また事前に組まれたデッキのみ使用できる形となっていた。

 大きな特徴となっているシステムがカードの「進化」だ。進化させるとイラストが変化し、攻撃力や体力が上昇。強力なユニットになるとともに、ユニットによっては進化時の特殊能力も発動できる。またユニットがプレイしたターンは基本的に攻撃をすることができないが、進化するとユニットに限りそのターンでいきなり攻撃をすることができる。

 進化は全てのカードですることが可能。先攻は5ターン目から1試合につき2回まで、後攻は4ターン目から1試合につき3回まで、それぞれ進化が可能となる。この部分で先攻と後攻のバランス調整をとっているという。

 なおカードにはユニットのほかにも、特定のユニットを直接攻撃したり手札を引くというような“魔法”ともいえる「スペル」や、場に出しても攻撃をしたり攻撃を受けたりはしないものの、特定タイプのユニットを強化できる「フィールド」といったカードも用意されている。

 タブレットによる体験プレイが可能となっていた
タブレットによる体験プレイが可能となっていた

 筆者がプレイしたなかでは、Blizzard Entertainmentがサービスを提供している「Hearthstone」がイメージに近く、 戦略性のあるデッキ構築型のカードゲームのような印象を持った。同ジャンルのゲームをプレイした経験があれば、UIも直感的であるため戸惑う部分は少なく、すんなりゲームに入っていけるように思う。

 ゲーム展開でポイントとなるのは、やはり進化だ。筆者が体験したゲームはすべて後攻だったのだが、先攻よりも先に進化できる有利を生かすことができた。この進化がゲーム展開の駆け引きに味付けを加え、さらに奥深さを出しているようにも思う。キャラクターについてはあまり試すことができなかったが、それぞれが持つ固有能力やデッキコンセプトがマッチするのかをいろいろと探す楽しみも感じられそうだった。

 ひとつだけ気になったところは、場に出せるユニットは5体であること。たとえばフィールドカードを2枚出すと、その場に出せるユニットが3枚になったり、少々戸惑う部分もあった。これも戦略のひとつとして頭に入れておきたいところだ。

 齊藤氏によれば、今回の先行体験会で使用されたのは、初期段階で登場する400種類ほどのカードから75種類を使ってのもの。そのなかでも十分面白さを感じ取ることができた。基本ルールもシンプルであるがゆえ、その後の声優陣があまり慣れてないながらもゲームのデモプレイで楽しんでいたように、この手のジャンルを遊んでいなくてもとっつきやすさがあることが感じ取れた。今後開催予定のクローズドベータテストでは400種類ほどのカードを実装し、キャラクターも7人が使えるようになるとしている。

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