全天球ビデオを撮影できるカメラ「RICOH THETA S」や、スマートフォンで3D映像を撮影できるアクセサリ「Teleport」などが登場し、VR映像や3Dビデオが手軽に撮れるようになった。
しかし、こうした映像で没入感を得るには、かさばって持ち歩きにくい「Oculus」や、スマートフォンを取り付ける手間のかかる「Google Cardboard」などのヘッドマウントディスプレイ(HMD)が必要になる。
しかし、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場したiPhoneケース「Figment VR」はVR眼鏡を組み込んでいて、いつでもVRビデオが楽しめる。
Figment VRは、ケース背面にレンズ付きのVR眼鏡「Origami VR Viewer」が組み込まれていて、ワンタッチで前面の適切な位置にセットできるギミックを採用。使わないときはVR眼鏡を背面にたたみ込んでおけるので、ポケットや鞄にも入れやすい。外出先でVRビデオを撮影して、その場で友達と一緒に見る、といったことができる。
VR眼鏡を背面から起こしその状態でテーブルに置くと、Figment VRはiPhoneスタンドとしても機能する。
もちろん、ケースとしての機能にも配慮されている。iPhoneを保護しつつ、すべてのボタンとポートにアクセス可能で、カメラも使える。
Figment VRを使用可能なiPhoneは、「iPhone 6」「iPhone 6s」「iPhone 6 Plus」「iPhone 6s Plus」の4モデル。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2016年1月13日まで。記事執筆時点(日本時間2015年12月1日11時)で、すでに目標金額の7万5000ドルを大きく上回る10万ドル以上の資金を集めている。
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