Blue Originは米国時間11月24日、同社の宇宙船が概念実証の飛行試験で宇宙に飛び立ち、帰還に成功したと述べた。これは、商業宇宙飛行がいかに進歩しているかを示すものだ。
Amazon.comの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏が創業したBlue Originは、有人宇宙旅行の商業化を目指している。宇宙開発競争に参入している億万長者はBezos氏だけではない。Richard Branson氏は、巨大な企業グループに加えてVirgin Galacticを所有している。Tesla MotorsのCEOであるElon Musk氏は、SpaceXを所有している。
Blue Originの宇宙船「New Shepard」の飛行では、高度100.5kmに達し、テキサス州西部の発射場に帰還した。New Shepardは、乗組員のカプセルと、液体水素および液体酸素を燃料とするエンジン「BE-3」を使ったロケットブースターを搭載している。BE-3の推力は、11万lbf(重量ポンド)だ。
宇宙旅行が商業化すれば、再利用可能なロケット、そして安全に帰還することが不可欠だ。Blue Originのブログによると、同社は今後も宇宙船の飛行試験を続け、その後は有人飛行を開始するという。
今回の試験では、乗組員用カプセルが分離され、宇宙空間を進んだのちに降下し、3つのパラシュートを開いて着陸した。ブースターロケットは着陸場への誘導飛行を介して戻り、時速約4.4マイル(約7.1km)で着陸した。
重要なポイントは、このロケットが再利用可能で、コスト削減につながることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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