ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は、「スマートフォンの販売動向と利用実態調査」結果を発表した。スマートフォン全体におけるSIMフリースマートフォンの割合は2%を占めた。
スマートフォン全体の販売台数は、2015年第3四半期で前年比2%減となり、2015年全体では販売台数は前年並みになることが見込まれるという。販売台数を伸ばしてきたスマートフォンだが、7月の消費者調査で、58%が買い替えユーザーになっており、前回調査で2.02年だった買い替え年数が、今回の調査では2.08年へと伸びた。
スマートフォン販売は2012年以降、年間2600万台前後で推移してきており、買い替えが0.1年伸びると30万台強の販売が翌年へずれるとのことだ。
また、発売から6カ月が経過したSIMロック解除対象モデルだが、SIMロック解除の認知率は「名前だけは聞いたことがある」まで含めると76%という結果になった。
SIMロック解除について「よく知っている/人に説明できる」または、「大体知っている」と回答した人に実際にSIMロック解除を行ったかをたずねると、5人1人がSIMロック解除を行っているという結果が得られた。また、将来的にSIMロック解除をしたいとの回答は3割に上った。
SIMフリースマートフォンの販売は、2015年第3四半期(7~9月)の販売台数は、前期(4~6月)から横ばいで、急激な拡大は収束してきているとのこと。9月のスマートフォン販売におけるSIMフリーモデルの数量構成比は家電量販店及びインターネット専業チャネルで7%となった。国内の全スマートフォン販売台数におけるSIMフリーモデルの構成比は2015年通年では2%程度。SIMロック解除の影響は端末の割賦購入や2年契約等の縛りがあるため、「SIMロック解除に関するガイドライン」の開始から2年後に当たる2017年後半から本格化すると予想される。
今回の調査は、7月から8月にかけてインターネットを通じて実施したもの。18~69歳の男女で、3カ月以内のスマートフォン購入者400名、1年以内のスマートフォン購入意向者400名を対象にしている。
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