スマートドライブは10月28日、サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングサイト「Makuake」で、車のIoTサービス「DriveOn」のプロジェクトを開始したと発表した。同社はすでに、産業革新機構から6億円の資金調達をしている。
同プロジェクトは、車内にある自己診断機能にアクセスするための「OBD-IIポート」(対応車種のみ)に挿して使用する「SmartDriveデバイス」とiPhoneアプリ「DriveOn」を連携させ、運転中のブレーキやアクセル、アイドリングの動きを分析して運転をデータとして可視化。さらに運転技術を減点方式で診断するシステムを販売するもの。
今回プロジェクトで販売されるOBD-II デバイスは、車のさまざまな情報(スピード、急加速、急ブレーキ、アイドリング、車内外気温、エンジンの異常約50種類、位置情報など)を取得し、DriveOnアプリにBluetooth経由で送信する。DriveOn上では、デバイス側から送られてくる各種データを可視化し、毎回の運転を独自の運転診断アルゴリズムに基づいてスコア化する。
現在は、「急ブレーキ」「急加速」「アイドリング」の3種類の判定が主な減点対象となっており、運転後の集計でこれらの減点判定がなかった場合には、優良ドライブとして「Perfect」と表示され、相応のポイントが付与される。過去の運転についても閲覧できるほか、エンジン系統に異常があった場合などの通知・確認もできるという。
今後は、DriveOnアプリのサービス内容を拡充し、近い将来には車にまつわるすべてのことをアプリ上で可能にしていきたいとしている。SmartDriveデバイスの対応車種は、同社のウェブサイトから確認できる。
2015年12月に出荷予定で、支援コースとして「3000円コース」(SmartDrive 応援グッズセット)、「7500円コース」(【早割コース】SmartDrive デバイス1つ)、「7800円コース」(SmartDrive デバイス1つ)、「1万4000円コース」(【早割コース】SmartDrive デバイス2つとステッカー)、「1万4800円コース」(SmartDrive デバイス2つとステッカー)、「2万1800円コース」(SmartDrive デバイス3つ、ステッカー、Tシャツ)、「6万9000円コース」(SmartDrive デバイス10個セット)といったコースが用意されている。通常販売価格は9800円。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」