米国時間11月12日に公開された発表文によると、Appleは11月30日に「Beats Music」を終了するという。Beatsのすべてのサブスクリプションはこの日をもって取り消されるが、Appleは加入者に対し、ユーザープロフィールを「Apple Music」に移行するよう促している。Apple Musicは、6月に提供を開始した音楽サブスクリプションサービスだ。
Appleは発表文の中で次のように述べている。「皆さんのために音楽をキュレーションしていたすべてのプロたちは今でも、さらに驚くような体験を編み出している。加えて、Apple Musicでは、あなたがすでに視聴した音楽やお気に入りの音楽に基づくさらに優れたリコメンデーション、全世界に24時間365日放送されているラジオステーション『Beats 1』、あなたのお気に入りのアーティストによる胸躍るコンテンツなどが利用できる」
Beats Musicは、Appleが初めてのサブスクリプション制ストリーミングサービス「Apple Music」を発表してから半年も経たないうちに終了することになった。Apple Musicは、Appleが同社製デバイスで楽曲を提供する方法を刷新したサービスだ。月額10ドルのApple Musicは、Appleが2014年に30億ドルで買収した音楽サブスクリプションサービスBeatsを基に開発された。
Apple Musicの開始は、Appleにとって抜本的な方針転換となった。同社はそれまで何年にもわたり、顧客向けに音楽サブスクリプションモデルを採用することを拒否していたからだ。Apple Musicは、より多くの側面において消費者の生活にリーチしたいというAppleの願いを明確に示している。
Apple Musicでは、Appleの「iTunes Store」で購入された楽曲、CDからリッピングされた楽曲、または3000万曲を超えるオンラインカタログからオンデマンドで選ばれた楽曲に基づいて、リコメンデーション機能を提供している。このサービスにはさらに、24時間365日放送のラジオステーションBeats 1や、アーティストがファンと交流して「iPhone」で直接楽曲をシェアできるサービス「Connect」も含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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