Bluetooth Special Interest Group(SIG)は、Bluetooth無線技術をスマートデバイスにとって不可欠なものにしたいと考えている。そのため、Bluetooth Smart製品は2016年、情報をより遠くに速く伝送できるようになる。
同団体は米国時間11月11日、2016年のロードマップを公開し、期待されることを説明した。
たとえば、Bluetooth Smartデバイスの通信距離は、今日あるデバイスに比べて、4倍に広がり、データ転送速度は2倍となる。小型のIoTデバイスにとってさらに重要なこととして、追加のスループットと速度を得るのに、現行の無線デバイス以上の消費電力を必要としない。
また、Bluetooth Smartでは2016年、メッシュネットワーク規格が導入される。
つまり、幅広いBluetoothデバイスが家庭や仕事場で利用可能となる一方で、そのネットワークのカバー範囲を気にする必要が少なくなる。各デバイスは、同一ネットワークにある他のデバイスに対して信号を継続的に送信できるようになる。
成長過程にあるIoT市場には、ZigbeeやZ-Wave、Threadなどといった非常に多くの種類の無線技術がある。
しかし、Wi-FiやBluetoothといったより一般に知られている無線プロトコルは、消費者や企業などにおいて認知度をさらに得ている。IoT市場の拡大(2016年にはデバイスが63億台を超えると予測されている)を促すため、Bluetooth SIGは、人々がスマートコネクトデバイスを考える時に真っ先に思い浮かべてもらえる存在であるよう、スマートな形で時代と共に進化している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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