マイクロアドは11月9日、ユーザー属性に応じてターゲティング配信ができる動画広告サービス「BLADE VIDEO(ブレードビデオ)」の国内提供を開始した。国内に先行して、APAC諸国で販売を開始しており、10月時点で100社にのぼる広告主が活用。売上規模としては3億円を突破しているという。
BLADE VIDEOでは、月間450億以上のリクエスト数を誇る配信面に、マイクロアドが保有する4億ユニークブラウザの属性データや提携先の各種データを使用した独自のターゲティングが可能で、出稿ニーズに合わせた約10億通りのターゲティングができることが特徴。従来の動画広告の指標である再生回数や視聴完了数だけでなく、動画を視聴したユーザーが購買に寄与したのかといった購買起点での動画配信評価もできるとしている。
動画配信技術は、ソニックムーブが運営する動画配信ソリューション「GUILE(ガイル)」と資本業務提携し、共同で商品開発を推進する。スマートフォン向けには、特大サイズでビジュアル訴求の高い独自広告フォーマットで配信できるとしており、ユーザーの動きにより広告枠が可変するメディアメリットも損なわない訴求方法を実現するという。
さらに、同社が保有するSSP(Supply Side Platform)を使用し、優良なプレミアムメディアに配信したい広告主、優良な広告主の配信を受け付けたいメディア、不要な情報を閲覧したくないユーザーの三方を繋げるため「BLADE VIDEO STUDIO」を設立。広告主とメディアとのベストマッチングを元にメディア特性に合わせた広告制作の一元提供を目指すという。
マイクロアドは、BLADE VIDEOにおける製品力や配信面の強化、多彩な配信プランメニューを用意することで、2016年3月までに300社の導入を目指すとしている。
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