PCの入力デバイスといえば、誰もがキーボードとマウスを思い浮かべるだろう。PCをテキスト編集やDTP、表計算といった作業に使うならキーボードとマウスで十分だが、3Dアニメの制作など奥行き方向の操作を要求される作業になると難しい。
そんなときには、指と手の動きを伝えられる入力デバイス「Gest」が役立つ。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Gestは、手の甲に取り付ける本体と、人差し指から小指の4本に装着するユニットで構成されたデバイス。指の動きだけでなく、手の向きを検出することが可能で、PCを多彩な方法で操作できる。
たとえば、空中でスワイプ操作してアプリを切り替えたり、人差し指でマウスポインタやアプリのスライダを動かしたりできる。3Dデザインアプリ上で3Dオブジェクトをつかみ、向きを自在に変えることも可能だ。
両手に装着して、従来のキーボードのように文字入力してもよい。スマートフォンやタブレットにも対応しているので、長文入力するときに役立つだろう。
開発グループから提供されるGestのAPIを使うと、任意のアプリでGestの入力機能が利用できる。開発グループは、各センサの生データも取得可能としている。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月28日まで。記事執筆時点(日本時間11月2日12時)で、目標金額の10万ドルを上回る約11万ドルの資金を集めている。
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