子どもの遊びは技術進歩と密接に関係していて、最近ではスマートフォンやタブレットのゲームで遊ぶことが多い。こうしたハイテク玩具にも良さはあるものの、遊びを通して社会性や創造力を養えるものを注意して選ぶ必要がある。
そうした状況を危惧して開発されたのが、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の“ミニ四駆”的ミニカーロボット「Cannybot」だ。
Cannybotは、組み立て式キットになっていて、遊ぶ前に回路基板やモータ、タイヤ、ボディなどを組み立てる必要がある。光センサで黒い線を辿ったり色の付いたマーカーを認識したりする機能を備え、コースに沿って走らせたり、マーカーの色に応じた動作をさせたりする。
Bluetoothでスマートフォンやスマートウォッチと通信し、リモート操作できる。用意されているコースや迷路を走らせたり、ラジコンのように操作してレースしたりして遊べる。黒いテープなどを使って新しいコースも作れる。
直線走行時の最高速度は、付属する標準のモーターだと秒速1.2m。より高速なモーターに交換すると、秒速2.4mまで出せるという。2つある駆動輪はそれぞれ別のモータが接続されているため、1カ所で移動せず回転させることも可能だ。
スマートフォンやタブレット、PC、Raspberry Piからプログラミングできるようになっていて、工夫次第でさまざまな動作をするロボットを開発できる。ジャイロセンサや電子コンパス、加速度計などを搭載するナビモジュールを追加すると、自走するロボットも作れる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月12日まで。記事執筆時点(日本時間10月5日13時)で、目標金額4万ドルの3倍弱にのぼる約11万8000ドルの資金をすでに集めている。
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