Facebookは、プロダクトチームの主要エンジニアに「iPhone」を使わないように求めている。「大部分」のユーザーと同じFacebook体験をエンジニアにも知ってもらうためだ。
Wiredの報道によると、この動きは、15億人というFacebookのユーザーベースをさらに拡大したいという同社の目標から生まれた、まったく現実的な決定だという。
米国および欧州におけるスマートフォンの普及は飽和点に達しており、端末の普及が加速しつつあるのは、低価格帯の「Android」搭載デバイスが好まれるインドなどの地域だ。
Facebookにとっての落とし穴は、高い報酬を受け取っているエンジニアが大半のユーザーとは違う世界に住んでいることだ。新興国におけるユーザー数が倍増する中、Facebookはこの状況を変えていきたいと思っている。
WiredはFacebookの最高製品責任者Chris Cox氏の発言として、「私は、チームの多くがAndroidに切り替えるよう命じている。好きにさせておくと、iPhoneを使いたがることが多いからだ」と報じている。
Facebookの従業員の何人がAndroidへの切り替えを命じられたのか明らかではないが、Cox氏は自分のチームの大部分がAndroidを利用することを望んでいるという。Googleが9月に発表した最新の情報によると、Androidは現在14億人のアクティブユーザーを擁している。
Cox氏は製品チームに属する相当数の人間が「バグを報告し、今いる大半のFacebookユーザーと同じ体験をすること」を期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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