AppleがiPhoneなどに搭載している「Siri」のほか、「Google Now」やMicrosoftの「Cortana」、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」など、最初は奇妙に感じたスマートフォンの音声対応アシスタント機能。最近は、精度が向上したこともあり、筆者も日々使っている。
音声コマンドは何かと便利なのでもっと活用したいと思っていたところ、Siriでコントロール可能なLED電球「Nanoleaf」をクラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた。
Nanoleafは、LED電球「Nanoleaf Smart Ivy」と電球の動作を集中管理するハブ「Nanoleaf Smart Hub」で構成される照明システム。iPhoneなどのSiriに音声で照明コントロールを指示すると、無線LAN(Wi-Fi)ハブ経由でSmart Hubへ命令が伝わり、そこからSmart Ivyに制御コマンドが送られる。
「Turn on the lights」(点灯)や「Turn off the lights」(消灯)といった単純な指示だけでなく、「Turn on the upstairs lights」(2階の照明を点灯)など場所を指定したり、「Dim the lights in the dining room to 50%」(ダイニングの照明を50%まで落とす)など明るさを細かく調整したりできる。
Nanoleafのスマートフォン用アプリは、複数のSmart Ivyそれぞれに異なる名前を割り当てられる。明るさにも“シーン名”を付けられる。「Hustle time!」(がんばるぞ!)で寝室の照明を100%まで明るくして目を覚ますことや、「Snuggle Puddle」(まったり)で5%の明るさに薄暗くしてロマンティックな雰囲気にするといった直感的な操作が可能。
Smart HubとSmart Ivyのあいだは50m離しても機能する。大邸宅でないかぎり問題にならないだろう。通信プロトコルにはZigBeeを採用。Bluetoothよりも通信可能距離が長く、Wi-Fiよりも省電力だという。
1台のSmart Hubで最大50個のSmart Ivyを制御できる。スマートホーム技術「Apple HomeKit」に対応しているので、iPhoneなどとの親和性も高い。
Indiegogoでの目標金額は4万ドル。記事執筆時点(日本時間10月28日14時)で約5000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス