最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月7~10日まで開催され、入場料は一般1000円、学生500円。最終日となる10月10日は無料公開日となる。
出展者数は531社/団体(2014年は547社/団体)。その内海外からは19カ国/地域から151社(同24カ国/150社)が参加する。「NEXT -夢を力に、未来への挑戦」を開催テーマに、IT・エレクトロニクスの最先端技術とイノベーションが集結している。
会場内は、新しいライフスタイルと豊かな暮らしを提案する「ライフ&ソサエティ ステージ」と、最先端の電子部品やデバイス、材料、装置などを展示する「キーテクノロジ ステージ」、ITとエレクトロニクスの融合が進むモビリティやヘルスケアなどにスポットが当てた「NEXT イノベーションエリア」から構成される。
ロボット関連では、シャープがモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を参考展示。二足歩行ができるほか、小型プロジェクタも搭載するなど、今までにない電話機として注目を集めそうだ。高さは19.5cmで、重量は約390g。2016年前半の発売を予定しているという。またロームでは、ロボットベンチャーのユカイ工学とコラボレーションによる音楽を奏でる「からくり音楽隊」を出展。オムロンでは、2014年にも登場した「卓球ロボット」が、返球の予測軌道と落下点を卓球台に事前表示できる進化バージョンとして出展されている。
2014年の開催時に目立ったメガネ型ウェアラブル機器は、数は少なくなったがエプソンの「MOVERIO」、村田製作所と福井県鯖江市の共同試作「Cool Design Smart Glass」などが登場。Cool Design Smart Glassは、眼鏡産地である鯖江ならではの眼鏡デザイン技術を採用し、ファッション性とかけ心地を実現するとともに、家電やスマートフォンと連携したデモンストレーションを見ることができる。
次世代映像関連では、8Kモニタがシャープ、NHK/JEITAブースで展示されているほか、中国のBOEテクノロジーグループが世界最大となる110型の8Kディスプレイを展示。4Kディスプレイでは、HDRの参考展示をしているところが目立った。
このほか、パナソニックブースでは、キッチン、リビング、ベッドルームなどを会場内に再現。プロジェクタ機能をもたせたダウンライトやカーペット内蔵型スピーカなど、暮らしに溶け込んだ家電を数多く出品。一見普通のリビングルームやキッチンの中にオーディオや映像機器などが組み込まれており、デモンストレーションも楽しめる。
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