Pinterestが、Eコマースを両面から強化し、最も急成長している収益スキームの1つをさらに成長させようとしている。
まずはテクノロジ面だが、画像中心のソーシャルネットワーキングサービスPinterestはこのほど、同プラットフォームを利用するEコマースインフラプロバイダーとして、従来からのShopifyとDemandwareに続き、新たにIBM Commerce、Magneto、Bigcommerceの3つを加えて合計5つとした。
一方、Pinterestの購入可能ピンに新たにコンテンツを供給するのは、Bloomingdale's、Diane von Furstenberg、Steven Alanなど、比較的ハイエンドな小売業者やデザイナーズブランドだ。
Pinterestは6月に「Buyable Pins」を発表し、この「ユニコーン」レベルの新興企業を、大小の小売業者にとって一級のデジタル店舗と位置づけた。
Pinterestは同月中にこのプログラムを「iPhone」と「iPad」向けに提供開始し、電子決済処理業者にはStripeとBraintreeを採用している。
Pinterestのコマース部門の責任者Michael Yamartino氏は、米国時間10月5日付けのブログ投稿において、3カ月前のリリース以来、Buyable Pinsの数は倍増し、現在では約6000万件に達していると述べている
「ピナー(Pinterestユーザー)は、FreyrsのサングラスからNordstromの温かいコート、EcoPlumの竹製腕時計まで、多様な価格帯の製品を積極的にモバイル機器から購入しているようだ」(Yamartino氏)
Yamartino氏は、ホリデーシーズンを前に、Buyable Pins関連でさらなるサービス強化や契約の追加を示唆しているが、Pinterestはすでにめまぐるしい動きをみせている。
2015年9月、月間アクティブユーザー数が1億人を突破したと発表したわずか数日後に、Pinterestは開発者向けの新しいサンドボックスをリリースした。開発者たちをPinterestのAPIに引き寄せ、新しいアプリやその他の製品の開発を促すためだ。
サンドボックスをリリースした9月末の時点で、同社の開発者コミュニティーからはアプリや統合機能のアイデアがすでに5000件以上も寄せられ、その対象はギフト登録や推奨レシピから旅行計画まで、あらゆるものに及んでいると、Pinterestは明かしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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