ヤマハは9月24日、同社のフラグシッフモデルとして、3ウェイブックシェルフスピーカシステム「NS-5000(税別価格:75万円/1本)」と、専用スピーカスタンド「SPS-5000(同:7万5000円/1台)」を発表した。2016年7月に発売する。
NS-5000は、ベリリウムに匹敵する音速を持つ化学繊維「Zylon(ザイロン)」を使用した新開発振動板をトゥイータ、ミッドレンジ、ウーファに採用。トゥイータとミッドレンジの背面には、振動板の背後で発生する不要な管共鳴を抑制する、新開発の「バックチャンバー」を装着し、周波数特性を平坦化するとともに、全域にわたって音色と音速の統一を図った。
キャビネットの形状には、ヤマハのモニタスピーカ「NS-1000M」の、30cm3ウェイブックシェルフ型を継承。キャビネット素材には、北海道産白樺の積層合板を採用し、キャビネット外装の6面には、ヤマハのグランドピアノと同じ黒鏡面ピアノフィニッシュを施している。
シンプルな直方体のキャビネット形状により、内部の定在波を特定の周波数に集約。それを狙って打ち消す新開発「共鳴管」の採用により、吸音材を最小限に抑え、的確で効率的なピンポイントでの定在波解消を実現し、吸音により失われがちだった、音楽本来の臨場感を再現した。
専用スピーカスタンドのSPS-500は、4本の脚部にアルミニウム無垢材を採用。なめらかな曲面を描く形状により、音の反射を最小限に抑えた。スタンドの高さは、一般的な30cm級ブックシェルフスピーカのスタンドより高めの309mm(スパイク部除く)に設定し、床面からの反射も抑えたという。
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