アマゾンジャパンは、9月24日に映像配信サービス「プライム・ビデオ」をスタートした。年会費3900円(月額325円)の「Amazonプライム」会員なら、追加料金なしで利用できる。
Amazonビデオアプリをインストールしたスマートフォンやタブレットから視聴できるほか、ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機「PlayStation 4」、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」(2014年型モデルでネット接続機能内蔵のもの)からの視聴が可能。同日発表された「Amazon Fire TV/Fire TV Stick」を接続しての視聴にも対応する。
映画、ドラマなどの新作を含むコンテンツをラインアップしており、同日から人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフシリーズとなる「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」や「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」などの注目作品を独占配信。そのほか、Amazonオリジナル作品である「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」、子供向けの「タンブルリーフ」なども用意する。
Amazonでは2014年に13億ドルをコンテンツ向けに投資しており、Amazonビデオ国際部バイスプレジデントのティム・レスリー氏は「今後さらに追加投資を実施する。2016年には、約20本の日本のオリジナル作品を含め、約40本のオリジナルシリーズや映画を提供する予定」と話した。
さらに「テレビ番組での放送直後から配信を開始する『見逃し配信』も用意した。また、日本では音楽コンサートに高い関心があるとのことなのでAKB48などのコンサートシリーズなども独占配信していく」と幅広いラインアップを紹介した。
コンテンツはHDのほか、4K映像も用意しており、今後配信するオリジナルコンテンツについても4Kで製作するとのこと。従来通り、都度課金制のレンタルコンテンツもラインアップしているが、コンテンツによっては見放題のプライム・ビデオに新着コンテンツが入ることもあるという。
ダウンロード機能も設けており、スマートフォンやタブレット内のメモリにコンテンツダウンロードしておき、オフライン環境で見ることも可能だ。
アマゾンジャパンの代表取締役社長であるジャスパー・チャン氏は「Amazonプライムは、豊富な品ぞろえとお急ぎ便などの便利な配送サービスによって、最も愛されるショッピングプログラムになっている。このプライムサービスに、見放題『プライム・ビデオ』を追加料金なしの新たな特典としてリリースすることができた」とサービス開始に関しての感想を話した。
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