Taskmatorは、シンプルなテキストでタスク管理を行うためのアプリだ。Taskpaperという、現在は開発が終了してしまったアプリを引き継ぐものを探している人にとっては、同じような操作感を求めるなら、Taskmator一択となるだろう。また、Taskpaperを使ったことがなくても、複雑なタスク管理アプリはいらないという人には、Taskmatorがうってつけだ。
Taskmatorは、テキストエディタのようにシンプルなので、難しい設定を考えずに、とにかくやるべきことを書き出していくのに向いている。プロジェクトごとにファイルを作ることができるほか、フォルダを作って分類できる。また、検索機能やジャンプ機能も充実しているので、今必要なタスクを確認することも簡単だ。
Dropboxと連携し、タスクのバックアップや書き出しを行える。省入力の手段として、TextExpanserとも連携できるので、よく入力するフレーズを素早く変換できる。何度も繰り返し使うタスクは、1つのグループとしてTextExpanderに登録しておけば、同じタスク名を何度も入力し直す必要がなくなるので効率がいい。
行内のどの位置にも、「@」で始めるタグを入力できるのも便利だ。初期設定では、「@done」「@easy」などのタグがあらかじめ登録されているので、それをそのまま使える。@マークに続けて文字列を入力すると(タグの前後には半角スペースが必要)、それがそのままタグになる。
タグは、日本語でも英語でもOKだ。キーボードを非表示にすると、画面下部に表示されるツールバーで「@」アイコンをタップすると、タグの一覧が表示される。目的のタグを選択すると、そのタグの付いたタスクのみに絞り込んで表示できる。「@done」タグを付けるとタスクに取り消し線が引かれ、タスクを完了したことを表す。これは、タスクを右にスワイプした方が簡単ではある。デフォルトでは、タスクの完了日時は付かないので、設定画面で「Add date to done」をオンしておくと良い。
「Settings」の「Advanced」では、Taskmatorを使いやすくするための設定変更を行える。オンにした方が使いやすい機能が多いので、目を通しておくことをお勧めする。アプリの機能の習得に時間をかけたくないが、やるべきことの管理もしなくてはならないという忙しいビジネスパーソンに向いている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス