クラウドファンディングサービスIndiegogoで支援募集中のロボット「Erle-Spider」は、6本足でクモのように移動する。空を飛べはしないが、ドローン(リモコン飛行機)人気にあやかったのか、開発グループは「Ubuntu drone with legs」と呼んでいる。
Erle-Spiderは、OSとして「Snappy Ubuntu Core」「Robot Operating System(ROS)Indigo」を採用。オープンソースで構築されており、Linuxやロボット制御の学習に役立ちそうだ。
サイズは34×24×15cm、重さは2.1kg。自由度(Degrees Of Freedom:DOF)は18あり、多彩な動きができる。ロボットの動きは、ゲームパッド風の簡単な無線コントローラで制御する。資金的な余裕があれば、コントロール用Androidアプリも開発する計画。
Erle-Spiderの頭脳は、「Erle-Brain 2」という名称のユニット。動作周波数900MHzのクアッドコアプロセッサ「ARM Cortex-A7」、1GバイトのRAM、ジャイロスコープ、重力センサ、電子コンパス、圧力センサ、温度センサなどを搭載している。USB、Ethernet、HDMIポートを備え、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth、3G、4Gによる無線通信に対応する。
ユーザーは、自分でプログラミングをして新しい機能を追加できる。Erle-Spiderアプリ配布用のウェブサイトも用意されるので、そこからアプリをダウンロードして使ったり、逆に開発したアプリを投稿したりすることも可能だという。
なお、Indiegogoのキャンペーンページでは「クモは8本足なのに、なぜErle-Spiderの足は6本なの?」という質問が投稿されていた。これに対し、開発グループは「足の少ない方が、できることが増えるから」と回答している。
キャンペーンの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間9月9日14時)で約3600ドルの資金を集めている。
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